コロナ過も少し落ち着いたように見えますが、昨年から長く続いている様々な“我慢”が当たり前になっているように思えます。自分を抑えることによるストレスも、いつしか麻痺して感じられない方も多いのではないでしょうか。
意識に上らず深く潜ってしまったストレスは、静かに心を蝕んでいきます。「なぜか急に不安が襲ってくる」とか「意味も分からず落ち込んでしまう…」また、「なんで、こんなに怒りが湧くんだろう…」などなど。
最近、そんな風に感じるという声が周りに増えているように思えるんです。ただ、ご自身には直接思い当たることもないので「まぁ、氣のせいかもね…」とスルーしてしまうのは当然ですし、仕方のないことです。
しかし、そのままにしていては、知らず知らずのうちにどんどん氣分が重くなっていきかねません。私自身、以前にそんな経験があるので、何か良い方法は無いだろうか?と考えていました。
そんな時、ある方の紹介で素晴らしい方に出会いました。その方は、「響命師 まり晄」さん。シンギング・リンの奏者です。
シンギング・リンとは、チベット地方で5000年前から音響治療として使われていたチベット密教法具“チベタンボール”と日本の伝統工芸である仏教音具の“おリン”を融合して作られた楽器なのです。
正直なところ、まり晄さんにお会いするまで、私はその存在をちゃんと解っておらず、恥ずかしながら違う音響器具と混同していました。しかし、彼女は丁寧にその違いと意味を教えてくださり、その場で演奏いただきました。
その瞬間、身体の中で何かが動いている(震えている)感じがしました。今まで味わったことの無い、自分の意志とは無関係に内側が動いている不思議な感覚。そして、次第に身体の中心からじんわり温かさが拡がっていきました。
演奏が終わった後も、身体に余韻が残っていて自分が“湯たんぽ”みたいに感じられたんですね。ふと氣がつけば、心がユルユル溶けていき身体と一体感が戻ったように。知らないうち緊張で心と身体が分離してたんだと思います。
深い所にあった、自分では氣づけない“抑えつけた感情”が消えていったんですね。身体も軽くなったように思えました。
あぁ、この感じ…なんとも言えない優しさに包まれた大きな安心感。
シンギング・リンの音には多くの倍音が含まれ、身体の深い部分に浸透すると言われる周波数528Hz。楽器でいうチューニングをする働きがあり70%の水分で成る人間の身体に波動が伝わり、本来の自分に整えてくれるそうです。
奏者のまり晄さんは、運命的にリンに出逢い、東日本大震災を機にチャリティーコンサートや奉納演奏をされています。東京にお住まいですが、月に一度「しんに繋がる」をテーマに大阪でもコンサートを開催。
シンギング・リンの演奏に加え、マントラのようにも感じられるミャステ語での詩をライアーを奏でながら聞かせて下さいます。こちらも、心が揺りかごで優しく揺られるような、なんとも言えない心地良さです。
まり晄さんの温かく優しいお人柄に、心を揉みほぐされる感じでした。
この心の平安を皆さんに味わっていただきたい。寿ぎ庵の安心・安全な空間で“あの感じ”にたっぷりと浸って欲しい。
そう思って、寿ぎ庵でのコンサートをお願いすると快諾いただいたのです。
庭を眺めながらこのコンサートに合わせた寿ぎ庵特製のお菓子とお茶を召し上がり、ゆるんでいただいてから、心も身体もユルく溶けていくような、優しい音を浴びて自分を整えてみませんか?
普段頑張っているご自身に「よくやってるね」とご褒美をあげてください。感じることを忘れるほど疲れた心と身体を緩める「湯屋」のように感じていただけたら嬉しいです。
*こんな方におススメです
・本当の自分と繋がりたい
・心も身体も楽にしたい
当日、お会いできるのを楽しみにしております。
<音の波コンサート>
日 時:8月
場 所:寿ぎ庵
参加費 :6,000円
募集人数:6名